HOME >離婚に伴う財産分与の登記
離婚に伴う不動産の財産分与登記について
財産分与による不動産名義変更のお手伝いをします
離婚の際には、財産の清算が必要となる場合があります。
たとえば、ご自宅の名義がご主人の名義になっていたとして、これが夫婦で協力して築いた財産であれば、離婚の際には清算する必要があります。
具体的には、奥さんにも名義を一部譲り渡す必要があります。
これを、財産分与といいます。
当事務所では、離婚による不動産の名義の移転登記の手続きを全面的にサポート致します。
※登記手続き離婚による慰謝料や養育費などの各種法律問題については、司法書士よりも、弁護士さんにご相談ください。
財産分与による所有権移転登記の必要書類
財産分与による所有権移転登記手続きには、以下のような書類のご用意をお願いします。
調停又は審判による離婚の場合
- 調停調書又は審判書
- 財産分与を受ける方の住民票
- 固定資産税の納税通知書
協議離婚の場合
- 登記済権利証(または登記識別情報)
- 財産分与する方の印鑑証明書
- 財産分与を受ける方の住民票
- 固定資産税の納税通知書
これらの書類の他、「登記原因証明情報」「委任状」等を司法書士が作成し、ご署名をいただきます。また、必要に応じ、住民票や戸籍謄本等を職権で取得します。
戸籍謄本等は、登記の添付書類になる場合とならない場合があります。
財産分与の協議が整った後に離婚の届出が受理された合には戸籍謄本等が添付書類となります(離婚の日が登記原因日付となるので、離婚の日を戸籍謄本等で証明する必要があります)。
離婚より財産分与協議が後なら、添付書類となりません(登記原因日付は協議がまとまった日)。
財産分与登記手続きの流れ
財産分与登記手続きを司法書士にご依頼いただく場合、次のような流れで手続きが進みます。
登記必要書類の 作成・ご送付 |
財産分与による所有権登記に必要な調印書類(委任状、登記原因証明情報等)を作成し、ご自宅に郵送します。 |
---|---|
法務局への登記申請書の提出 | 調停や審判による離婚の場合には調停調書・審判書、協議離婚の場合には印鑑証明書や権利証などを、調印書類と一緒にご返送いただいて、管轄法務局に登記申請をします。 通常1週間から10日ぐらいで登記が完了します。 |
財産分与登記完了 | 登記完了後、登記識別情報に表紙を付けて、その他お預かりした書類を整理してご自宅に郵送します。 請求書を同封致しますので、請求書に記載の振込先に、手続き費用をお振込み下さい。 |
財産分与登記手続きの司法書士費用
司法書士報酬は、不動産の個数や価額により異なります。
また、登記をするときには登録免許税という税金がかかります。
税率は下の表の通りです。
司法書士報酬 | 実費 | |
---|---|---|
財産分与登記 | 約6万円~ | 土地の登録免許税:固定資産評価額の2% 建物の登録免許税:固定資産評価額の2% 登記情報の取得:1通 337円 登記事項証明書:1通 500円 |
財産分与登記の費用計算の例
事例1~財産分与による所有権移転(評価額合計2,000万円) | ||
---|---|---|
移転対象物件 … 土地・建物各1個 固定資産評価額 … 土地1,000万円、建物1,000万円 |
||
司法書士報酬 | 実費等 | |
登記申請報酬 | 58,000円 | 400,000円 登録免許税(評価額合計×2%) |
各種事前調査 | 674円 登記情報取得(1通 337円) |
|
全部事項証明書(2通) | 1,000円 | 1,000円 (1通 500円) |
費用合計 | 59,000円 | 401,674円 |
事例2~財産分与による所有権移転(評価額合計4,000万円) | ||
---|---|---|
移転対象物件 … 土地・建物各1個 固定資産評価額 … 土地2,000万円、建物2,000万円 |
||
司法書士報酬 | 実費等 | |
登記申請報酬 | 64,000円 | 800,000円 登録免許税(評価額合計×2%) |
各種事前調査 | 674円 登記情報取得(1通 337円) |
|
全部事項証明書(2通) | 1,000円 | 1,000円 (1通 500円) |
費用合計 | 65,000円 | 801,674円 |